ラジオ日記(2005-2023)

北緯43度での放送受信記録

2023年5月のスポラディックE層伝播によるFM放送局受信

2023年5月のスポラディックE層(Eスポ)伝播によるFM放送局の受信記録です。

 

・5月5日
 1900頃=国内関西から九州方面。92.8MHzで南日本放送NHKラジオ第1放送が混信。高知県内のお知らせを流していた事から、今年3月に開局したNHK高知第1放送柏尾山FM補完中継所と思われる。
・5月6日
 1200頃=91.7MHzの南海放送が1局のみ入感
・5月7日
 1200頃=瞬間的に91.7、94.0、95.5MHzで中国局。3波ともほとんど同じレベルで入感、同一送信所からの送信と考えられる。また、94.0MHzがヒットチャート的な番組な事から過去の受信記録より唐山広播電視台の各系統と思われる。
・5月8日
 1800頃=93.0MHzの四国放送が安定して入感。スポット的な入感と思われる。
・5月9日
 1600頃=韓国ソウルと春川周辺にオープン。同時に福岡の各局も受信できていたが同じEスポなのだろうか。
・5月10日
 1800頃=宮崎の各局が入感。スポット的な入感。
・5月11日
 1800頃=大阪の局が入感。76.5MHzではFM COCOROが同波の地元局、FMアップルをカバーして受信できた。
・5月12日
 1000頃=鹿児島の局がスポット的に入感。86.7MHzの南日本放送蒲生中継局が安定していた。同局の出力は100W。
・5月14日
 1800頃=熊本の各局がスポット的に受信できていたが、その中で千葉のBay FM(78.0MHz)が受信できていた。どういう伝搬だろう。
・5月26日
 1900頃=88.9MHzでNHK大分FM放送。1859にローカルID確認。受信できていたのはこの1局のみ。
・5月28日
 1740頃=近畿圏の各局が入れ替わりに入感。徳島の局も入感。
 1800頃=山東省威海市周辺の局が入感。90.7MHz威海広播電視台音楽広播や95.0MHzの威海広播電視台交通広播が長時間安定していた。この時に89.8MHzでRDSを使用する局が確認できた。PIが0000の表示のみ確認できたがそれ以上の情報は確認できなかった。今後も注意が必要だろう。
  2000頃=内蒙古の赤峰市周辺がオープンした模様で、98.5MHzで赤峰広播電視台綜合広播、102.4MHzで赤峰広播電視台農村牧区広播を確認。同じ信号レベルで受信できた103.8MHzの内蒙古広播電視台経済生活広播も前者と同じ送信所からではと思われる。この内蒙古の経済生活広播は昨年の受信では聞く事は出来なかったが。

・5月29日
 0800頃=福岡、佐賀の局が入感
 0900頃=ソウル、春川、大田地区の局が入感。
 0955頃=短時間であるが、上海が受信できた。87.9MHz CRI Hit FM、89.9MHz 上海人民広播電台
 1000頃=短時間ではあるが、88.9MHzと90.7MHzで台湾局が受信できた。

・5月30日
 1800頃=韓国釜山と済州島の局が入感。88.1MHzで聞こえたAFNは釜山だろう。また、同時間に台湾局が88.9, 89.1, 89.5, 89.9, 90.7, 90.9, 91.1, 91.9, 92.3, 92.7, 93.5, 93.7, 96.1, 101.1, 101.7, 102.3MHzで受信できた。ほとんどの周波数が複数局受信できていた状態だったので、確認には苦労したがその中で89.5MHz 飛楊広播電台、91.1MHz 府城広播電台、92.3MHz 亜太電台、92.7MHz 亜洲広播電台、93.7MHz 省都広播電台が確認できた。桃園周辺の局が多かったが、台南の府城広播電台には少々驚いた。

昨年同時期と比較しても少々低調かなと感じる月でした。