ラジオ日記(2005-2023)

北緯43度での放送受信記録

ATS-909WとDE1103


今まで使用してきたラジオの中で、旅先などでのFM受信に関して優れていると思うのが、SangeanのATS-909WとDEGENのDE1103ではないかと思っています。とにかく両方とも感度が良く、なおかつ混変調にも比較的強いのが良いところです。
こうなると、どちらが良いのかとても気になってきました。そこでこの2機種のどちらが上なのか、先日稚内に出かけた時に比較して受信してみました。

感度の方はDE1103の方が少し良いかなという感じです。今回初受信の103.9MHz GTRK SakhalinもDE1103の方が明瞭でした。ATS-909Wではちょっと弱く感じました。
そして、選択度の方もDE1103の方が少し良い感じがしました。上述の103.9MHzもATS-909Wでは103.5MHzのMayakのサイドを少々かぶっていましたが、DE1103では皆無に近い状態でした。それも明瞭に聞こえた理由かも知れません。
混変調については稚内では認められなかったので比較出来ませんでしたが、自宅で調べた限りでは少々ATS-909Wの方が多い感じがしました。
しかし、操作性ではATS-909Wの方が非常に良いです。チューニングもダイヤル、テンキー、ステップキーと多彩です。小さいダイヤルをまわしてチューニングするDE1103はちょっと劣ります。また、稚内で聞く事、あるいはEスポでのDXを考えるとATS-909WのRDS標準装備は非常に魅力的です。(ATS-909Wの方が動画にも撮りやすいです)
もちろん、携帯には小さいDE1103の方が良いです。

こうみると、DE1103の方が良い感じですが、操作性というのも自分にとっては結構重要なので、それを考えるとほとんど甲乙つけ難いという感じです。
月並みな表現ですが、受信場所等の目的によって使い分けるというのが一番なのでしょう。

尚、旅先等で長波、中波、短波、FMをコンスタントに受信するならICF-SW7600GRが一番と思います。