ラジオ日記(2005-2023)

北緯43度での放送受信記録

ロシアラジオ局の衛星伝送

札幌(北海道)はロシアに近い事もあることから、ロシアの通信衛星のサービスエリア内に含まれている事が多く、比較的小さなパラボラでもいろいろテレビやラジオが楽しめます。我が家では現在5つのロシアの衛星が受信できます。(ちなみに高い周波数帯を使用しているKuバンドでです)本州などと比較すると圧倒的有利な条件の様です。

ロシアの衛星運用の特徴の一つに、テレビの副音声を利用してラジオも送出している事が多いことが挙げられます。また、スクランブル処理がかけられていないのも同様です。
こう考えると、やはり用途としては各家庭への戸別受信用というよりかは各中継局への伝送、あるいは地域の有線テレビ用としての伝送というのが中心ではないかと考えられます。
従って、数秒送れたRadio RossiiやMayakが聞こえるケースは、おそらく衛星伝送を中継している可能性が高いと考えられます。

実際にどの様な局が伝送されているかというと、Radio RossiiやMayakはもちろんとして、やはり全国ネットのラジオ局、とりわけFM局が多いような感じがします。各地域のラジオ局も受信できますが、今のところは西シベリア以西の局が多いようです。
極東地域で見てみると、ちょっと寂しく今のところはRadio Republic Sakha程度です。

昨日、ウラジオストックのラジオ局、Radio Novaya Volnaが衛星伝送を開始したという情報が入ってきました。
中波738kHzで出ている局と思われます。
東経96.5度の衛星なので、我が家でも受信できるのですが、残念ながら信号が弱く、確認することが出来ませんでした。
結構この方面は動きが激しく、以前はロシアの声-日本語放送も「誤送出」されていた事もありました。

いずれにしても何が起こるかわからないという点では面白いと思います。

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